猛烈な怒りが出てきた時、
あなたは、どうしています?
「あの人が、こんな風なことを言うから、
いけないんだ!」
「あの人が、こんな態度をするから、
いけないんだ!」
「あの人が、非常識なことをやるから、
いけなんだ!」
って、怒りの原因となった相手に対して
「相手が悪いところ」を、ひたすらみつけ、
「相手がどうして悪いのか?」という理由を、
ひたすら探し
「自分の正当性」をひたすら探す
…という作業をしていないだろうか?
その気持ち、痛いほど、わかる。。
だって、
「自分が正しい」と思っているのに
相手は平気で、そんなことお構いなく、
ズケズケと行動、言動をしてくる。
こっちが、イヤな思いをしているのなんて、
一ミリも考えない。
ふざけんじゃねーよ!!
お前なんて、
痛い目にあえばいいんだよ!!
なんて、気持ちになったりする。
あ、ちなみに、私は、
しょっちゅう、ある(笑)
んーでも、私に限らず、
きっと人間なら、誰でもあるかと(苦笑)
じゃなきゃ、
人間やっていないと思うので(笑)
怒りのポイントは人によって違う
最近、よく思うのが、
「怒りのポイント」が人によって、
全然違うということ。
たとえば、
会議で論争みたいな感じになった時、
私はAさんに対して、
猛烈に腹が立つんだけど
同僚はBさんに対して、
猛烈に腹が立つみたいな。
同僚に聞いてみると、
私の怒りポイントでは、
その事に対して、まったく腹が立たないと言うし
私は、その同僚の怒りポイントに対して、
まったく腹が立たない。
さらに以前、こんな事があった。
ITが苦手な友人に対して
ITは慣れだから、慣れれば簡単だよ。繰り返しやっていれば、絶対にいずれは慣れるから
すると友人は
そうやって、私がパソコンが出来ないことをバカにして・・・
と思っていた・・・と言う。
私は、パソコンを習いはじめた時に、
パソコンの先生に
「自転車と同じ。慣れれば簡単だよ」
って言われて
その言葉を思い出して、IT苦手な人に対しては、
必ずその言葉を投げかけている。
私はその時、
「そうか!焦らなくてもいいんだ!
触ってさえいれば、いずれはできるんだから」
って、勇気づけられたことがあるので、
同じように、IT苦手な人に対して
「大丈夫だよ。焦らなくても」
という言葉をかけているだけ。
そこに対して「バカにする」という意識は、
1ミリも無い。
でも友人は、自分自身で
「ITが出来ない人はバカだ」
という信念があるため、
何を言われても「バカにされている」という
怒りの感情がわいてくる
ってことになる。
こうなってくるともう、
私の立場として出来ることは
何も話すな。何もするな。
ということに、なる。
言いかえると、相手に対して
何の影響も与えることはできない
ってことにも、なる。
実は、ヒーリングなども
相手に影響を与えているように感じるけど、
相手に影響を与えることはできない。
じゃ、どうして、
ヒーリングが効果があるのかというと、
ヒーリングをやるとエネルギーは届くけど、それを受け取るのか、受け取らないのかは、クライアントが決めていて、ヒーラーは、癒される状況を見守っている。
なので、癒されるというのは、実は自分自身が行なっている。
ヒーラーがヒーリングして、
クライアントが癒されるのは、
ヒーラーは見守っているだけで、
クライアント自身が、
癒す癒さないを決めている。
「怒り」は第二感情
「怒りは第二感情」と言われるけど、
「怒り」は単体では
《出てこない》と言われている。
その事象に対して、
「悲しい」から《怒り》が出てきたり
その事象に対して、
「辛い」から《怒り》が出てきたり
その事象に対して、
「不安」だから《怒り》が出てきたり
といったように
「怒り」は、何かの感情に付随している。
なので、何の感情に付随しているのか、
それを見てあげることが大切ということになる。
怒りが出てきた時は何をすればいいのか?
「怒り」が出てきた時に、
その現象を起こす原因になった「相手」に対して腹を立てていても
何の解決にもならないし、
同じ現象を何度も起こすことになる。
同じことを繰り返すのは、
本当の自分が
そこに「気づいて!」と思っているから。
じゃ、何に気づけばいいのか?
簡単に「怒りが出た時の対処法」を書いてみよう。
怒りが出た時の対処法
相手ではなく、自分にフォーカスする。
自分は、いったい何に対して怒っているのか?
「自分をないがしろにされたから」
「自分がバカにされたから」
「自分の気持ちをわかってもらえないから」
こういった事が、何かしらあるので、それを見つける。
たとえば
「自分がバカにされたから」
腹が立ったのなら
そこに、どんな感情があるのか、
第一感情を見つける。
「自分がバカにされる」というのは
「悲しい」のか
「不安」なのか
「恐れ」なのか
そこを、見つけてあげてほしい。
「バカにされた」ということでも、
人によって全然違う感情が
出てくるから。
そこで「悲しい」という第一感情が
見つかったとして
「どうして、自分はバカにされると悲しい」
と思うのか、
これまでの経験の中で、
思い出される出来事を
思い出してみる。
たとえば、子どもの頃、
親に兄弟と比較され
「あなたはバカなんだから!
お兄ちゃんを見習いなさい!」
と言われた経験があり
それが、子供のあなたを
ひどく傷つけたのかも。
その時に、自分は
とても悲しい思いをしたので
絶対に人のことを
バカにしてはいけない
と思った。だから、自分は
その信念パターンを作ったんだ
ということをに気づくことができる。
絶対に人のことをバカにしてはいけない
という信念パターンが、
「自分にはある」という事を
認めてあげてほしい。
これは「悪いことではない」から。
この信念パターンがあるので、
あなたのことをバカにする人は
「絶対に許すことができない」し
子供の頃の経験が無意識で蘇ってきて、
「悲しい」。
自分は、こういう経験をしたから、
この信念パターンがあるんだと
気づいて、認めてあげることが大切。
ここまでが「怒りを自覚する」
ということになる。
自分の怒りを自覚することができたら、
その時に初めて、自分がどうしたいのかが見えてくる。
これは自覚しないと自分がどうしたいのかは、見えてこない。
今、この瞬間、自分がどうしたいのか?
そのやりたいことに従ってみてほしい。
泣くのもいいし、
腹を立てて誰か聞いてくれる人を
探してもいい。
やりたいことをやってみてはどうだろうか。
自分は子供の頃に兄と比較され、親からバカだと言われ、悲しい思いをした。だから、今、自分をバカにする人が出てくると、こうやって悲しいという感情が湧いてくるんだ
これを知った上ならば、あなたがその瞬間「やりたい行動」をやればいい。
無意識で感情を封印しないこと
こうやって、自覚した上で行動すると、
感情を否定することなく、
味わうことができるので、
感情を封印することは無くなる。
怒りが出てくる時の自分の信念パターンは、
そんなに沢山ない。
大体、パターンは同じ
だということに気づく。
なので、何回か、上記の対処法を繰り返すと、
自分がどんな時に怒りが湧いてくるかが、わかるようになる。
こうやって、
怒りが出るポイントがわかると、
「あ、また、私、自分のあの信念で
怒りが出てきている」
という事に、すぐに気づくようになる。
これに気づくということは、
「自分を愛すること」に
通じるものがある。
「自分のことを、自分でわかってあげる」
わけだから。
日々、多くの人は、こういう風に、
自分の感情を見つめることはせず、
相手に対して攻撃することばかり、
考えてしまう。
でも、それをやっている限り、
自分自身を苦しめることになってしまうよね。
信念パターンの多くは、
小さい子供の頃の経験から、
作りだされたものなので
信念パターンになった出来事を
見つけることができたなら、
その時の自分に
声をかけてあげられると
だいぶ心がラクになる。
大丈夫だよ。今は幸せに人生を送っているから。悲しむ必要はないよ。
みたいな感じで。
これが、インナーチャイルドを癒す
ということになるわけだから。
自分が見ている世界が全てとは限らない
先日、友人が、こう言っていた。
ねぇ、○○さんってさ、いつも泣きそうな顔しているんだけど、そう思わない?
もちろん、私も、他の人も、決して「泣きそうな顔」には見えない。
でも、その友人は、何度も何度も、そう言ってくる。
その時、ふと思った。
自分が見ている世界は、自分にしか見えない。当然、誰かの表情だって、私が見ているAさんと、友人が見ているAさんは、違うのかもしれない
・・と。
その友人は、サイキック能力で、
その表情を読み取っているんだなと
わかったので、
あぁ、○○さんは、強気でモノを言っているように見えるけど、心の中は哀しみでいっぱいなんだな・・
ってわかったのだが、
そう思えたら、○○さんの日頃の強気発言に対して、
見方が変わり、許せるようになる。
実に面白い(笑)
まとめ
「この世界は自分一人」。
横にいる人とは、次元が違うということに気づくことが大切。
この世界が三次元ならば、
Aさんは「三次元A」
Bさんは「三次元B」
といったように、微妙に次元が違う。
だからこそ、相手に影響を与えることはできないし
相手が見ている世界と、自分が見ている世界は、
《次元の違う世界》ということになる。
何かイヤな事が起きた時、
相手を見ても何も解決しない。
とことん、自分を見ていくことが
大切なんだよね。
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